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ゾンビ・アパート

なにも後悔していない
当然で必要なことだったから



どうしてだかなににもなれないと思っていた
顔がひとつあるかどうかも危うかった

いまはなんにでもなれると思う
どれもちゃんとコントロールできるだろうし
たのしむこともできると思う
イメージすることができるから



なにをしても確信に変わっていくだけだ

信じていたし、これからもそうだし
だから大丈夫
たのしいし、げんきだから、大丈夫






カビ臭い西洋風のアパートに
わたしはいつも周りを気にしながら緊張して住んでいる
新鮮な身体を保っているのはわたしだけだから

ほかの住人は
こどもも老人も腐った食事をとっている
みんなわたしの食事と身体を狙っている
このアパートに新鮮な肉はもうそれしかないから

宇宙センターのような洗面所で
ピンクとブルーの光を浴びながらわたしは身支度をしている

きみがチャイムを鳴らした

わたしは鏡を見たまま「はーい」と返事をして、「待ってね」と言う
声をあげて話をしながら
洗面台のうえの化粧品やアクセサリーを急いで片付けている
飾るための道具は、そういうものは、きみには見せてはいけないから

焦って、散らばったヘアピンをうまく拾えない

もう一度チャイムが鳴る
きみの声色は変わらない

やっと片付いて
ショルダーバッグを抱えて
玄関で鍵に手をかけた



目が覚めた



ドアの向こうにきみがいる
会えないままきみがいる

だけどかなしくはない

きみに会えるうれしさでしあわせなまま
永遠にしあわせなまま
目覚めたから
















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やさしいひと

たとえばわたしは電車がすきで

音楽と同じかそれ以上に電車がじぶんにとってだいじだった時期があって

そういうわたしにとって電車がどういう存在で

そこでどんなことを感じてきて、なにを見てきたのか

そういうことを知ろうとも聞こうともしない「興味」や「好意」ってなんなの

それでどうやっていっしょに生きていくつもりだったの







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